2012年の私へ ~ #ClariS_Arcanum ~
ClariS AUTUMN LIVE 2023 ~Arcanum~、夢と音楽祭
前書き
ClariSを聴き始めたのは中学1年生の冬。
転校して、まだ本当に仲が良いと言える友達がいない頃、現実逃避をするようにアニメを観ていたことを今でも覚えてる。
OPを飛ばして色んな作品を漁る中、唯一飛ばさなかったのがironyだった。
そんなvi0let_mayの物語は、俺妹を観て、ironyに出会って始まる。
ハローこんにちわ久しぶり
私は今何をしていますか
元気ならいいけど
ところであの時の気持ちは
忘れることができたでしょうか
今はまだ無理です。
いつの日かもっと年をとったら
わかる日がくるのでしょうか
本当にこれでよかったのかな
たまに思うことがあるけど
そんな事は言わないでおこう
だって私は知っているから
自分の物語を
私へ / supercell
ClariSの音楽と出会って12年、ライブに参加し始めて7年になる。ファン人生で1番思い出に残っているライブを選ぶとするのなら、2018年3月30日に行われたOtRの千秋楽。当時は今絡んでる友人たちではなく、中高の友達と一緒にライブ参加していた。中学2年生の時に聴いたその時から好きと言い続けているtreasure、ClariSがカバーしている楽曲の中で最も好きなsakura、その2曲を最高の位置で聴くことができたライブだった。正直「あーこれ以上いいワンマンライブはもう自分には訪れないんだなあ」とまで考えたりもしていた。後にも先にもこの公演を胸にファンを続けるんだろうなという確信があった。
~Arcanum~
2023年現在サブスク型音楽ストリーミングサービス利用者で、いったいどれくらいの人がsupercellを聴いているんだろう。ましてや上位5アーティストにランクインする人は何人くらいなんだろう。ライブが終わってこの曲の感想を書いている時に考えていたのはそんなことだった。ryoの作った曲たちにはかなり思い入れがある。EGOISTが活動をやめた今、ryoの作った音楽を2010年代当時の空気感で歌い続けてるアーティストってClariSの他に居ないんじゃないかな。2010年代を思い出す大切な楽曲、ギターソロが映える楽曲、2人を見に来たはずなのに目を閉じて楽器の音に集中していた。ようすけ?ようすけさんな。
新体制のアニメタイアップ曲の中でも全然刺さってなかった楽曲、それなのに今年1年で180度評価が変わった楽曲。クララは本当にずるい女だ。ちなみに1番好きなアニメタイアップ曲は、全期間を通してアネモネ。
- コイセカイ
ふぉりらじに採用された写真もこれ。運命のシングルめぐり逢えた。
- 君色
直近で収録されたカップリング楽曲はやらない流れがあったから歌い始めてびっくりした。振り付けも新しい動きがありつつ、2人の型?になっている動きが上手く噛み合っていたと思う。シングル全体を通して色々な恋を歌に乗せた2人をみると、本当に表現できることの幅が広がったと素直に感心してしまった。
- irony
こればっかりは流石に電子音だな~と思って3公演とも聴いていたんだけど、千秋楽終わりに話したバンドスタイルを本当に楽しんでいたオタクのおかげで良さに気づけた。これは自分と違う意見や感想を持つ人と話す良さ。解釈違いで争うのは時代遅れ、手を取って歩み寄るのが最先端。
NSが終わった時点で向こう数年は聴けないと思っていた楽曲。1公演目でバンドセットがあって歌うんだろうなという予感はあった。だから感動はなくて、ただただ聴き入っていた。今回のライブで3回も聴いたら当分はいいやってなりそうなんて思ったりもしたんだけど、そんなことはなかった。これまでもこれからもClariSで1番再生する楽曲なんだろうな。
- Prism
2公演目nexusのフォーメーションじゃなくて、手を繋いでいたからすぐわかった。後ろに居たオタクの「ほれ来た」という音速の叫びが脳裏に焼き付いて離れない。Pの曲1派怖いです。Piecesのことです。
- blossom / ホログラム
ペンライト持った瞬間「blossom、blossom」と詠唱していたら本当に歌い始めて脳汁溢れ出しちゃった。1stパシ横のFriendsとこの曲のせいで、「カップリングも歌ってくれるならAL曲のtreasureも歌うか〜」と勘違いしてライブに通い始めたのが「ヴァイオレットメイ:オリジン」だったりするので歌われるたびにあの時の気持ちを取り戻す。
ホログラムは新しいダンスナンバーで〜とか言って腕組んでいたら普通に6年も経過してて泣いちゃった。旧がblossom,pastelだとしたら、新がホログラム,Brave、どの曲が来ても楽しいから嬉しいね。周りに居た新規ファン?ぽい人が振り付け出来てなかったので、せっかくTikTokも始めたんだし旧ダンス曲の振付動画も出して欲しいな。
- treasure
本当に好きな曲が流れると、人は天を仰ぐ。
この楽曲はClariSを聴き始めた頃の自分にぶっ刺さる詞で、ClariSの真髄であるユニゾン?掛け合い?とピアノのメロディが揃っているマスターピースなんですよ。この曲の好きを語りだしたら止まらないのでこのへんで。
皆が覚えているか分からないけど実はこの曲、2018年の3月に歌ってるんですよ。(5年ぶり、合計6回の歌唱)最初の舞浜アンフィシアターでの歌唱はステージ左奥にピアノが配置されてあって、舞台袖から2人が中央に向かって歌いながら歩いていく演出だった。(確かスクリーンにタイポグラフィもあった)前書きでも触れたんだけど自分はこの光景が忘れられなかった。この日を超えることは今後ないと思っていた。でもSpring Radioで匂わされて、リリイベであの顔されて、今回のライブで歌ってくれた。こんな幸せなことある?今でも実感わかないよ。
クララは表情の表現幅と声の伸びが無限に広がり、カレンは難しいパート割りを完璧に歌い上げていた。2016年から2人のパフォーマンスを観ているけど、本当にずっと成長し続けている。そんなパワーアップした状態で1番好きな曲を3回も歌ってくれた。どんだけ成長するんだ、この人たちは。
6月にラジオでツイートを読まれて始まった自分の#ClariS_Arcanumがやっと終わった。まさか読まれると思ってなくて、それでも大好きだから拙い文章にした。それからリリイベを通してダメ押しで好きを伝えに言った。1回目の接近なのに「あ!」って言ってスケブ指さしていた2人の顔は一生忘れない。また2人と話す機会がきたら、直接ありがとうを伝えたい。
- 忘れてもいいよ
カレンがギターを持った瞬間、脳内の存在しない記憶が「miwa?」「シルシ?」となった、本当に存在しなかった。ペンライトの色指定で青と黄色に変えてくださいと言われた時に脊髄反射で「Starry」と叫んでいたあなたの記憶もね。実はこの曲、千束とたきなのキャラソンなんですよ。この場合(ry
- カイト
1月のリスアニ!で大トリを飾ったClear Skyを経てカレンがソロで歌唱するカイト、快晴、天晴、到達。クララがノールックで伴奏しながらカレンを見て微笑む光景よかった。明るい曲調に対して、重めな歌詞が好き。なによりもこの曲をソロでカレンが歌ったことが好き。この曲を聴くとパシ横を思い出してたんだけど塗り替えられてばかりだなあ。今年は目標へ向かう慌ただしい日々が続きました、来年はどうなるんだろうね。
- メドレー
メドレーも新しい試み。昭和曲の扱い方上手。そして最後にちゃんと剛速球投げてくれるのもオタクの扱いが上手。
どうも、はじめましてルミナス。
オタクの絶叫でかきけされたアイヲウタエ。
いよいよ次のツアーあたりでさよならメモリーズ聴けそうな気してきたよ。
- コネクト
人生で1番聴くことになるであろうコネクト。果たして奈良で聴いたコネクトを超える日は来るのだろうか。その日を待ち続けている。
- ルミナス
「諦めない想いいつしか心繋げた」これに尽きる。数年ぶりに生で聴いて、このシングルのせいでこうなっちゃったのを再確認した。(※blossom参照)1番身体動いていたらしくtreasureよりやばかったよって言われた。いや、treasureは動かんやろ。「泣いたいたって笑って~」らへんの振り付けが唯一無二で大好き。
- Gravity
この曲を聴くと1stパシ横を思い出す、当時連番していた友人を呼んだりしていたので尚更。他の現場行っても呼んだら来てくれるし、呼ばれたら行くしでいい関係。来年のツアーも東京4公演あるから色々な友達呼べる、楽しみな約束が増えていく。
- 幻想恋慕
舞台には上手優位の法則があるんですよ(顔面少女☆歌劇レヴュースタァライト)歌い始めでクララが上手にポジションチェンジした瞬間悲鳴あげちゃった。歌い終わりにはカレンに戻るのも非常にWell。で、あのポジションチェンジは何の意味があったん?笑中身の振り付けも既存楽曲の振り付けを上手く組み合わせて応用して和っぽくまとめていた。で、なんでクララとカレンの位置変わったん?
- 恋磁石/Sweet Holic
元々好きな楽曲が後出し情報によって好きが増しちゃうのClariS楽曲あるあるだよね。情報開示があんまりないからこそ、想像とか妄想が膨らんで勝手に楽曲に対して思いを馳せている皆さん息してる?(まあ、1番思いを馳せるのは僕なのですが。)お2人さんにはもっと楽曲について語ってほしいな、自分なりの楽曲像はあるのです。答え合わせしませんか?(しません)
これイントロ流れる前のClariSバンドの前奏?で気づいて変な動きしてたら、周りにいる奴ら誰1人として反応してなくて泣いちゃった(自分しか高まらない楽曲のイントロが本当に好き)LSPで初歌唱されたMasqueradeのカップリングなんだけど、この曲は近くで観るより俯瞰で観たほうがいいな。ダンサー含めた流れのある振り付けのダンスをまた見てみたい。
- シニカルサスペンス
ファンの皆さんと一緒に育てた楽曲と言ってくれるのめっちゃ嬉しいよね。アニメタイアップ外でこんなに会場全体が盛り上がる楽曲他に無いもん。FairyPartyというガチガチのコンセプト感あるアルバムの中でも一際目立っていた。これからも歌い続けて新規のファンをClariSの世界に引き込んで欲しい。
- border
最初の公演でタオル渡す前に目があったからタオル貰えると思ったらそんなことなくて前にいた女性に渡してる姿をみて好きが加速した(n回目)
この曲は刺さる詞が多すぎる。せっかくタオル買ったのに振り回さず聴きいってた。
「あきらめられるんだったら一番簡単なのにね」「今しかないいつだって」
vi0let_may、境界線を越えて成った瞬間であった。
- ALIVE
フェスでも歌い始めた時の声援やばいし、それはワンマンでもそうだし、この曲が持つパワーって本当にすごい。重永楽曲、全曲すごいやろ?
- ふぉりら
3公演全部上に着る衣装変えるの本当に偉すぎる。脱がないで~と割と大きな声出してお願いしたのだけれど叶わず。
- PRECIOUS
TWSの千秋楽で歌唱された「アイデンティティ」から始まってArcanumの「PRECIOUS」まで長いようであっという間だった。
色とりどりの惑星(ピンク、緑、黄等)が眩しすぎたらごめんね。月より輝こうとするし、星の爆発力にも負けてないんだ。それくらい2人のこと大好きなんだ。
おめでとうも、ありがとうも、ずっとずっと言い続けていこうね。
- まとめ
一言でこのライブの感想をまとめるのなら、
「ヴァイオレットメイ:ライジング」
「架空(ゆめ)」は「現実(げんじつ)」に
これは僕が最高のオタクになるまでの物語だ
夢と音楽祭
同年代のオタク、女の子たち、おじさんたち、見たことある人しか居なくて、もはやワンマンライブだった。月曜のあの時間に数曲の歌唱聴くために東京駅来れる人たち本当すごいと思う。知ってる人も知らん人もこれからずっと一緒にライブ通い続けような。
- ふぉりら
やっと本当のふぉりら聴けた。衣装が、、、衣装が、、、、衣装なんですよ。Arcanumで脱がないでーと叫んでよかった。願えば叶う。シングル曲衣装での歌唱は本当に貴重な機会なのでしっかり目に焼き付けましたとさ。
- MC
カレンが「知ってる顔ばっかり~」的なこと言ってトーク始まったんだけど、そりゃそうよ。なんか2人ともファンの皆さんの思いは伝わってきています~みたいな感出してるけど、ちょっとその次元は越えちゃってると思う。少なくともあの日夢と音楽祭来ていたClariSファンの皆に関しては。だからクララじゃなくてカレンが知ってる顔~って言ったのが個人的には凄い嬉しくて、頭の回転が早くてトークが上手なカレンにそれを言われた俺達の勝利ってことで。いつも負けてるので1勝99敗とかなんですけど笑。そもそもこれも負けか、一生勝てないや。
クララがニコニコ動画とか言うから全員ズッコケちゃった。君の夢を見ようを歌うと本気で思ってたのに、そりゃ君の知らない物語よな、フェスだもん。いる人間が知ってる人とか顔見たことある人しか居なくて勘違いしてた。タイトルコールされた瞬間手のひらで転がされてるな~って横にいたオタクと話してた。2人が歌い続ける限り、手のひらの上なのである。
- MC~夢について~
クララが語る夢について。等身大で彼女らしいトーク内容だった。どうしても昔のMCとの比較になっちゃうんだけど、必要最低限を話すだけで仮面つけていたこともあって、そこまでクララという人間像が見えなかった。でもライブを重ねて仮面を外して、クララらしさ、カレンとの絡み、歌やMCを通して色んなものがみえてきた。そんな経緯を見てきて知っているからこそ、「全力で頑張れる日もそうじゃない日も自分のペースで夢に向かって進んでいって欲しい」的なこと言っていて泣いちゃった。明確な話題が決まってる上で話すMCってこんなにもいいものなんだね。貴女の歌声にいつも背中押されているよ。
カレンが語る夢について。ClariSファンが1番感謝を伝えるべき相手はカレンだと思う。もちろん活動を続けてくれたクララがいたからこそカレンが加入できたわけなんだけど、アリスが歌っていたパートとかを引き継ぎつつ新生ClariSとしてやっていくプレッシャーは並大抵のものではなかったんじゃないかな。何でも卒なくこなして歌もダンスもパーフェクト、頭の回転が早くてトークも回せちゃう。こんなにクララと相性いい人他にいなくない?そんな彼女が「クララと一緒に皆さんの前で歌う事が夢で、既に叶っています」的なこと言うんだもん。泣いた。同じ方向を向いて歩いてくれてよかった。リスアニ!大トリClear Skyのタイトルコールからカレンには泣かされてばっかりだな。
自分も夢があって尊敬する人がいて現在進行系で突き進んでいる途中なので、今回の夢がテーマになっているフェスに出てくれて、夢について語ってくれて嬉しかった。
おわりに
自分にとって誰かを応援する活動は、マラソンのようなものだと考えている。それぞれが何をゴールにしてるかなんて知らないし、そもそもそこまで考えてオタクやってるやつなんていないんだろうけど笑。そんな自分にとってゴールになりえた今回のArcanumはゴールにならなかった。ラジオでツイート2連続で読まれても、リリイベで歌って下さいとお願いした曲が歌唱されても、燃え尽きなかった。13歳からご飯を食べて寝るのと同じくらい彼女たちの音楽を聴いてもう12年になる。気づいたら水と空気とコーヒー位無くてはならない存在になっていた。そんな自分の目標は、やっぱり彼女たちが歌い続ける限り好きを続けることだ。より道はするし、よそ見するし、真っ当なファンを名乗れるような立場ではないけれど、だからこそ持っている視点をフルに活かして2人を好きで在り続けたい。
2012年の私へ。
元気です。
年を取ってもあの時の気持ちは今でも忘れることはできません。
運良く生きのびて
運良く人に会い
運良く今日もオタクをやっています
わかる日がくるまで物語を続けたいと思います
2023年の自分より。
これからも変わらずに旅を続けていこう
おわり